【推しの子】64話感想覚悟が決まったアクアに圧倒される！有馬かなvsあかねの結果は…？

『【推しの子】』64話「トリガー」感想です。

アクアは演技を楽しむ有馬かなやあかね、姫川とは逆の道を行く。

すべては復讐のため。辛く困難な道だろうと、アクアはずんずんと進んでいくのだろう。

たとえ何を犠牲にしようとも真相に辿り着いてくれると信じてます。

舞台上で役者たちは演技を通して語らう。

覚醒した有馬のキラキラした目が眩しい。

アイドルとしても役者としてもぐぐいっと魅力が増した彼女に夢中になってしまう。

一方で「かなちゃんに勝ちたかった」とこぼすあかねが切ない。

あかね自身も迫力ある演技を見せてくれたが、今回は有馬に軍配が上がったか。

とはいえ、一度の勝負だけで優劣が決まる訳でもなし。

今後も切磋琢磨し、恋愛面でも演技面でもバチバチにやり合ってほしい。

本音を言えば、もう少し2人の勝負が見たかったものの、次はようやく主人公の出番！

アクアの演技の特訓に付き合ってくれていた五反田監督。

ついにアクアのパニック障害の引き金が「罪悪感」だと気付く。

さらにはアイとの関係、アクアが芸能界にいる理由までも見抜く。

さすが子供の頃から見てきただけある。

あかねに続いて、アクアの理解者が増えるのは救いに思える。

いつかまた困難にぶつかったときに、助けを求められる、気持ちを吐き出せる先が増えたのだから。

演技を楽しむ有馬やあかね、姫川とアクアのスタンスは逆。

すべては復讐のため。辛く厳しい道でも、アクアは時に傷つきながら進んでいくのだろう。

「演じる事は復讐だ」が『15年の嘘』にも繋がっていくのかも。

アクアならではの演技で、実力派の役者たちを上回れるか？

まだ底が知れぬ姫川は簡単に超えさせてくれそうにもないが…

ラストのコマのアクアの迫力に圧倒される。覚悟の決まったアクアがめちゃくちゃカッコいい。

赤坂アカ (著), 横槍メンゴ (著)

第五章　2.5次元舞台編、いよいよ本番も間近!!一時は原作者・鮫島アビ子が“全ボツ”にした脚本だったが…