『2.5次元の誘惑』70話感想 リリサとリリエルの思いが重なった瞬間。見事なタイトル回収に痺れる

感想・レビュー

『2.5次元の誘惑』70話「2.5次元のリリサ」感想です。

「良い最終回だった…」と思わず呟いてしまいそうになるほど。

クライマックスでタイトル回収。

合宿編を通して、作品がもっともっと好きになりました。

美花莉に奥村が…

好きな人に可愛くない顔を見られたくないと布団に籠もる美花莉の気持ち、すごく分かります。

リリサの「好き」は邪魔しないと、リリサを送り出す美花莉。

美花莉とリリサの友人であり、恋のライバルでもある関係性がたまらなく好き。

「また次の撮影…楽しみにしてるから」と声をかける奥村がかっこいい。

車の中で棒読みだったときとは大違い。心から美花莉を思って出た言葉だ。

合宿の終盤、奥村とツーショットを撮るアリアに嫉妬する美花莉が可愛い。

負けじと攻める美花莉に、奥村が「可愛いな」と感じる。

無自覚。無自覚だが、大きな一歩。

世間一般的な評価じゃなくて、奥村自身が「可愛い」と思ったんですよ!

いつの日か、直接伝えてあげてほしいな…!

リリサの思い

リリエルとの共通点を探るリリサ。

自分の心に嘘をついてごまかしてきたものの、本当はもう分かっていた。

奥村を好きという気持ち。

アシュフォードへの愛と、奥村への愛。

リリサとリリエルの思いが重なった瞬間。天使が舞い降りた…

リリエルのコマからリリサの1ページ丸々使った演出に痺れる。

リリサが涙ぐんでるのがグッとくるんですよね。

奥村を好きで、その恋が実らぬとしても、抑えきれない思いが溢れてるようにみえる。

シャッターチャンスを逃さずに捉えた奥村ナイス!

リリサの思いが奥村に少しでも届いていたらいいな。

初めは「恋をしない」と約束していたが、人の気持ちは変わるもの。

奥村がトラウマを払拭したのも、リリサが奥村に恋をしているのも、お互いにまだ知らず。

これから先、奥村がリリサを恋愛対象として意識したなら、リリエルと同一視してるのではと悩むこともあるかも。

リリサがリリエルに自分の気持ちを重ねたのとは逆に。

奥村の成長

リリサ、美花莉、ノノア、アリアがきっかけをくれて、まゆり先生が導いてくれて、奥村は自分の壁を破れた。

人はお互いに関わり合って生きている。他者への感情がゼロなんてことはない。

成長したものの、鈍感な部分が残ってるのは奥村らしい。

とはいえ、0が1になったのは大きな変化。恋愛面はこれからに期待。

リリサか、美花莉か、アリアか、はたまたノノアも奥村を巡る恋愛戦に名乗りを上げるのか。

もし誰か1人が選ばれるとして、「選ばれなかった」ヒロインの気持ちにも、橋本先生ならきっちり決着をつけてくれるだろう。

70話のラストは感無量。

リリエルの「アシュフォードさま 愛しています」からのリリサの「愛しています」。

リリサの思いが込もった瞬間を切り取った素晴らしい1枚。

奥村だけじゃたどり着けなかった。みんなのおかげで実現した1枚だ。

見開きカラーでタイトル回収は痺れた。ここぞというときにカラーを差し込めるのはWEBならでは。

いつかアニメにならないかなー!

合宿編を通して『2.5次元の誘惑』がさらに好きになりました。