『僕の心のヤバイやつ』3巻感想 市川と山田の関係に危機が!?尊さマシマシで胸がいっぱい!

感想・レビュー

『僕ヤバ』待望の3巻が発売!本編に加え、Twitter版や描き下ろしも収録で内容が充実。

31話「僕はLINEをやっている」から44話「僕らはLINEをやっている」で締める構成の巧みさよ。

表紙は一緒に帰る市川と山田。通常版と特装版で違う表情が楽しめるのが嬉しい。

連載を追いかけて、1度は読んでいるはずなのに、まとめて読むと致死量の尊さで胸がいっぱいに。

何気ない日常を過ごす2人をこれからもずっと見守っていたいと思うのでした。

LINEやってる?

山田の「LINE聞きたい」アピールに気づかない市川の鈍感さはさすが。

別にバカにしてなんかないのに、自己肯定感の低さが裏目に出てしまったか。

スタンプだったり、グループだったり、聞きたいのが見え見えなのに。山田も山田で直接「教えて」と言えないのがもどかしいところ。

じれったい2人に天啓!

関根がクラスの男子にLINEを聞くのに便乗して、山田が果敢に攻める!すぐさま市川のもとに向かったのが微笑ましい。

好きな子にLINEを聞くのは勇気がいるもの。

しかし、関根にストップかけられたのはドンマイでした。あだ名呼び+市川の「初めての女子LINE」を奪われた山田は…

とんでもない圧を放つ山田のいかつさ。恋する乙女は可愛いが恐ろしい。

時間差でようやく意図に気づいた市川。時すでに遅し…だが、ここでLINEを交換しないのが伏線だったとは。

入れ替わってる!?

苦しい持久走も、市川と山田にかかれば一大イベントに。

「一緒に走ろう」と誘っておきながら、原さんを案の定スルーする山田には笑う。

山田には市川しか見えてないからしょうがないね…山田の魅力に何度もペースダウンしてしまう気持ちも分かる。

人前で体操服の後ろ前を直すのはいかんでしょ。思春期男子の心にぶっ刺さって忘れられなくなりますよ。

2人がお互いしか見てないせいでコースを外れてしまうのも一興。

何もかもを分かったうえで「みんな先に行っちゃったねー」と原さんのナイスアシスト。2人を見守る彼女の優しい目線が好き。

持久走が終わり一安心…とはならずジャージの入れ替わりイベント発生!山田はいつから入れ替わりに気づいていたのか。

市川が前に立った時点ではすでに気づいていたと思うんですよね。愛おしそうに見つめる山田が美しい。

みんなが見ているなか、2人だけが分かるメッセージ…大好きです。

「ご飯つぶ」のついた位置から、山田がジャージの匂いを嗅いでいたのは明らか。

左の口元についたご飯つぶがジャージの首元の右あたりにつくなんて、普通に過ごしていたらありえないもの。

直接描写しなくとも、ご飯つぶで示唆する桜井のりお先生の手腕に乾杯。

山田は嫉妬する

2人が過ごすいつもの図書室にお客様。山田の親友・小林とともに進研ゼミならぬ市川ゼミの開幕です。

市川に勉強を教わる小林に嫉妬する山田が可愛い。

「笑ったよね?」のコマで山田の表情が隠されてるのが怖いんですけど!

次のコマでは無表情で小林を離していたが、鬼のような表情をしていたのではなかろうか…

山田のノートの歴史に市川とともにフッと笑ってしまった一幕でした。

親との邂逅

市川母はこの親にしてこの子ありだな…と思わせてくれて和みました。

山田に「のど飴だから大丈夫では」となんとか言い訳を探してあげる点がそっくり。

母の「すっごく綺麗な子」ですぐさま山田の名前が出てくるところがたまらない!!!

もう山田が綺麗って言ってるようなもんじゃん。しかも後ろで本人が聞いてるというね。

びっくり照れる山田が可愛すぎるんですけど!?

夢か、現実か…

山田に髪を拭かれながら、山田母について考える市川が気持ち悪くて笑ってしまった。思春期男子だからね、仕方ないね。

ずぶ濡れだったせいか、風邪を引いてしまった市川の家に山田がご訪問。夢うつつで現実かはっきりしない。

市川にとっては幻のように思えても、間違いなく現実。好きな人の上半身を目の当たりにして、肉食獣と化した山田は現実なんですよ、ええ。

想い合う男女、一つ屋根の下。何も起きないはずがなく…

もたれかかった市川に山田はどこまでしたのか…。

描かれない部分が想像を膨らませる。ズボンの柄が変わっているので、下もきっちり履き替えさせたでしょうね。さすがにパンツはそのままだと思うけど…

弟のために早く帰ってきてくれたお姉の優しさに惚れる。

描き下ろしできっちり山田に風邪が移ってるのも当然。あれだけ濃厚接触したんだもの。

「イチゴババロア」は現実の証。

ごはん大好きな山田が市川のために持って帰ってあげた事実に胸がほっこりします。

2人だけの秘密の特訓

なんと山田が映画に出演決定!

モブじゃなくてセリフもある役。世界が山田に気づいてしまうのでは!!?

「マジキモい」を連呼するも、市川への思いが漏れ出る山田がチャーミング。そりゃ演技でも好きな男の子にそんなひどい言葉を言うのは難しい。

「人気のないところ」で備品倉庫に連れ込むのはいかんでしょ。いかがわしいことしてると思われても言い訳できないぞ。

2人だけの密室。2人だけの特訓。足の間に市川をはさみ込むのもレベル高い。

再来年の春、卒業する頃には今のような関係性よりも、ぐっと進んでいるのか。じれったい関係性が続いているのか。

2人で映画を観に行く回があったらいいなあ。

また、定点カメラくんがとっても良い仕事をしてくれています。どうやって本編の構図になったのか丸わかり!

雨降って地固まる

42話は僕ヤバ史上、いちばん胸が痛んだ回かもしれない。

桜井のりお先生だから、不幸な展開のあとは上げてくれると信じていたが、リアルタイムで読んでいたときは43話が待ち遠しかった。

南条先輩(ナンパイ)を遠ざけるために、山田が市川を利用しただなんて…

そんなことあるはずもないのに。一度ネガティブな思考にハマってしまうと、なかなか抜け出せないもので。

誰かが「違うよ」と言ってあげられれば良かったのだけど。悲しいかな、そこまで親しい友人は市川にいないんだった…

ナンパイの彼女候補の「マ?」の察しの良さ。というか気づいてないのは市川だけで、周りから見たら山田の好意はだだ漏れな気もする。

2人の愛おしい日々から一転、山田を避け続ける市川。

「もう日常でささいな出来事に笑い合うのが見れないのか…」と考えていたところに、山田がガンガン攻める。

「怒ってるの?なんで?」と泣きそうな表情を見るのがつらい。実際に涙をポロポロこぼすのも見てられない。

市川の「気づき」のきっかけは懐かしのティッシュ。15話で市川が山田にあげるために図書室にたくさん置いたものの一つですね。

ポケットからいくつも溢れてるあたり、これまで何度も泣いていたんだろうな…

ゲーム機と同じで、欲しくてたまらないのに、手に入らないから嫌いになる理由を探していただけ。市川自身の心の問題だったんだと気づく。

2人が離れずに安堵していたところに仲直りのハグ!!!うおおおおおと思わず叫んでしまうくらいの衝撃。

人目につかない備品倉庫の前に移動して、改めてのハグ。あまりの尊さに私は昇天しました。

15話のサブタイトル「僕は抱きしめたい」も43話に繋がってるんですよね。

抱きしめようとするも、もうちょっとの勇気が出ない市川。ギュッと山田を抱く日はいつになるやら。

またもや定点カメラくんが良い仕事をしてくれています。ぐう有能。

勢いの良さから山田の喜びっぷりがありありと伝わってきますね。

ついにLINEを…

心がぐっちゃぐちゃになったあと、何気ない会話をする市川と山田を見ると安心する。

「好みや感性が違う」と感じつつも、君オクの好きな描写が被ってるあたり、やっぱり似てる部分はあるんですよね。

君オクの続きをわざと忘れた山田は策士。

渡すのを口実に約束を取り付けたうえに、ついにLINE交換まで。

LINE教えて→「きょう」と嬉しそうにニヤける山田にこちらまで頬がゆるんでしまう。

京…いや今日じゃなくて明日は12月24日。クリスマスイブ。決戦の日は近い。

2人がたわいない、何の中身もないLINEを送り合うのが微笑ましい。こういうの、こういうのでいいんだよ!!!

何気ない日常だって、2人なら彩りのある日々に変わっていく。幸せが多からんことを祈る。

さてさてクリスマスイブのデート回はニヤニヤ必至!まさかの渋谷での初デートから目が離せません!

教室から飛び出した市川と山田のやりとりがめっちゃ楽しみですね!

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