『僕の心のヤバイやつ』4巻感想 クリスマスに年末、初詣に自宅訪問!冬休みはイベント盛りだくさん!

感想・レビュー

『僕の心のヤバイやつ』4巻の感想です。

クリスマスデートに始まり、リモートコントロール、市川家帰省、年末のトラブルに初詣、自宅訪問に初登校とイベント盛りだくさん!

学校がメインだったこれまでに比べて、外で会う機会が増加。

2人の距離もますます縮まり、ニヤけが止まりません!

ワクワクのクリスマスデート開始

渋谷に山田降臨!人ごみの中で一際目立つ美しさ。

髪もメイクも服も全部気合十分。市川は漫画を借りに来ただけのつもりだが、山田は完全にデートだと思ってる。

服装といい、出会ってからぐるぐる回るのといい、市川は完全に不審者だ…

山田の行きたいところまで、漫画の紙袋を片方ずつ持つ姿が眩しすぎて…この持ち方は「ゼクシィ持ち」というそうですね。

奥のカップルが手を繋いでるのも細かいっ!デートの初っ端から擬似手繋ぎとは、山田もなかなか攻めてる。

向かった先はおしゃれなカフェ。パンケーキが美味しいそうで。

待ち時間でさえ、愛おしい。市川が山田母を「可愛い」と呟いたのに嫉妬する山田が可愛い。

でも、店内に入った瞬間ケロッと機嫌直るのが山田らしい。

一方の市川は「やらかしポイント」の蓄積に焦る。そりゃ好きな子とのデートであれこれやらかしたら凹むわ…

焦りも戸惑いも山田の笑顔で吹っ飛ぶ。目の前の山田の表情は、全世界じゃなくて市川にだけ見せてるんだからね。

この時点では市川が山田のインスタ見てることは本人には伝えてないはずなので、無意識のやらかし。

「市川に全部あげる」の破壊力よ。

もらったほうもあげたほうもパーッと表情が明るくなる。2人とも微笑ましいな!

見惚れる市川に「実物も見て」と大胆なアクション。読者の心も撃ち抜かれました。

「可愛い」と言わせたい

カフェに続いて、ウインドウショッピング!

市川に「可愛い」と言わせたい山田の努力が甲斐甲斐しい。まったく気付くそぶりのない市川の鈍感さな。

山田の着替え風景にドキドキする姿は思春期男子。

勃起を抑えるために母や姉を思い浮かべるのは苦肉の策だが、癖にならないか心配。

そして、まさかのおねえ登場!店内に入ってきたのみならず、隣の試着室にまで。

市川と山田、2人で試着室って両人とも動揺しすぎでは!?どんなプレイだよ!

息遣いさえ聞こえそうな距離。耳元で囁く山田が艶かしい。

照れながらも「似合う」ときちんと伝えてあげた市川に乾杯。やるときはやる男!

帰り道…

すっかり辺りは真っ暗。いつもより時間の経過が速いのは、楽しかった証拠。

反省する山田に「楽しかった」と伝える市川がイケメン。嫌なことは嫌だと言うし、楽しかったら楽しいと言う。

一人称が変わるくらい本音がポロッとこぼれたのは、心のガードがちょっとゆるんでいたせいかも。

最後に向かったのはイルミネーション。

市川の見つめるのは明かり…もだけど山田をじーっと見つめる。綺麗なのは山田だよ…

別れを惜しむように、ゆっくりゆっくり歩く2人をずっと見守っていたい気持ちに。電車の中からずっと手を繋ぎっぱなし。

デート序盤は擬似だったけど、今は直接お互いの手を握ってる。

「またね」と別れてデートが終わり…と思いきや、名残惜しそうに振り返った先に山田がいるのがたまらない。

山田はきっと市川が振り向くだろうと信じて、待機してたんですよね。山田サンタからのプレゼントに心がほっこり。

市川の身に迫る危険…

帰省での怪我、山田のおねえバレ、お揃いのキーホルダープレゼントと、年末にかけてイベントは続く。

そして迎えた大晦日。ナンパイこと南条先輩が登場!

チャラそうなお友達に、関根に囲まれ、萎縮するのもごもっとも。

山田狙いのパイセン、市川をダシにして近づこうとするのが許せんな。

せっかく隠してたのに通知でLINEバレ、追い詰められる市川を救ったのは…

関根萌子!!!

市原くん呼びに「うちら友達なんで」としれっと店を出るのがスマート。

自らのフラグをへし折ってまで山田と市川を救ってくれるとは…

株上がったな、なんて思ってたらまさかの電撃手繋ぎ!?

市川じゃなかったら好きになってまう、好きになってまうやろ〜〜〜!

市川の「好き」発言に「知ってるーーー」と叫ぶのは読者と気持ちが一致した瞬間。

見る人が見ればバレバレですからね。

最後に「寄ってくぅ?」とトラップを仕掛けるのもしたたか。市川が乗るはずがないが、もし乗れば山田と鉢合わせて修羅場に…

声が聞きたくなって電話をかけちゃう市川が微笑ましい。

初詣ダブルブッキング

ついに迎えた新年。恒例の初詣。

市川はまず家族と、そのあと山田と巡る完璧なスケジュール。

予定だけなら完璧だったんだけどなあ…市川母に山田が見つからなければ…

明らかに好きな人を待ってる感じの山田が可愛すぎる!待ってる感じというか、実際待ってるんですけれども。

山田も市川家を見つけ、挨拶しようと決心する姿が素敵。普段の山田とは打って変わって、外向きモード。

いつか義父、義母になるかもしれないのだから、挨拶はきっちりしないとね。

おねえともリアル初対面。「ニッチャァ…」と笑う姿はさすが姉弟。

姉が隣で目を瞑ってるからって、参拝のときに市川と手を重ねるのはなかなかチャレンジング。

年始早々イチャイチャすな!!!いや、もっとしろ!!!

おねえの「脈しかないッ」に頷くばかりだ。

ドキドキの自宅訪問

初詣からの市川家訪問!おねえ、ナイスアシスト!

名前を呼ばせようとする山田とおねえの圧がすごい。逃げられないじゃん…

お待ちかねの卒アル開示!まずはおねえこと市川香菜さんから!

やっと名前が解禁。昔と比べたらだいぶ垢抜けたなあ。

次に市川の卒アルへ。小学生時代はほんと生意気そうな顔してる。

中学の話になった途端歯切れが悪くなっちゃうのが切ない…今でこそクラスにも馴染めてるが、1年の頃の市川は…

去りがけに「弟と仲良くなってくれてありがとう」と伝える香菜さん、姉の鏡…

家族としてずっと市川を見てきたからこそ、重く、優しい言葉。

おねえが去っても自宅訪問はまだまだ続く。むしろ本番感ある。

ついに山田が市川の部屋へ。お見舞い以来ですね。ベッドに自然と腰掛けるのはドキドキしちゃうでしょ!

殺人関連の本を見つけても、「すご」と素直な山田の反応に救われる。山田は偏見持つような子じゃないもんね。

ベッドに寝転ぶのは、アカン、アカンやろ!!

勢い余って押し倒したみたいになってるし…市川に男を感じちゃってるじゃないですか…!

初詣からの自宅訪問はもういろんなことがあって、感情が忙しないっ!

鎧はもう必要ない

冬休みが終わり、新学期がスタート。過去の嫌な思い出からスタートとはツイてない。

校舎裏での市川と山田の会話がグッとくる。

これまで心に鎧をまとって、馴染めない言い訳をしていた市川。山田と出会って、どんどん変わっていって、学校が楽しくなるまでに。

「山田のおかげ」と言いかけた市川に、「誰のおかげでもない」と山田の言葉が沁みる。

山田に抱きしめられたときに本を落とすのが「もう市川には鎧は必要ない」ことを表してるの、表現が上手すぎる。

関根の「ヤッた?」で57話も4巻本編も締めるのずるいでしょ。汎用性が高すぎる。

これから2人が良い感じになったらいつでも使えるコマ。

描き下ろしで明かされた事実にはびっくり。まじか…まじかあ…

冬休みでグッと近づいた市川と山田の距離。5巻以降もどんな展開が待っているのが楽しみです。

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