『僕の心のヤバイやつ』43話感想 市川は山田が嫌いになった?それとも…

感想・レビュー

『僕ヤバ』43話のサブタイトルは「僕は山田が嫌いだ」。

更新前日にTwitterで公開されてから、動揺が止まりませんでした。

これまで積み上げてきた2人の関係性が崩れてしまうのではないか。距離が離れて戻らないのではないか。そんな不安がこみ上げてきます。

迎えた更新当日。42話の引きから続きが気になりすぎて、アクセスが殺到したのか重くてなかなか読み込まない。注目を集めるのも無理はない。

ドキドキしながら読んだ43話は最高でした。桜井のりお先生ありがとう。もしバッドエンドにつながるような展開が待っていたらどうしようかと。

山田と目が合うも無視し、図書館にも行ってないようすの市川。辛い、お辛い…

しかしそのままじゃいられない山田が果敢にアタック。市川、逃げられると思うなよ!

まさか壁ドンまで飛び出すとは予想外。山田はガンガン攻めるッ!

「怒ってるの?なんで?」と問いかける山田の目が潤んでて泣きそうじゃん…というかもう泣いちゃったじゃん…市川気づいて…

帰ろうとした市川に気づきを与えるのはかつてあげた「ご自由にお使い下さい」のティッシュ。15話で図書館にたくさん置いていったものですね。

過去の自分の優しさが仲直りのきっかけになる。まさかのアイテム登場に脱帽。これまで大事に取ってあったのかと微笑ましくなる。

「嫌だなんて言ってない」ときちんと伝える市川に、偉いぞ!と褒めてあげたくなる。

気持ちはきちんと言わなきゃ伝わらない。誤解を招いたままになってしまうから。

他の生徒が通り過ぎたあとの仲直りのハグからの改めてのハグ。後光が差している。ああ、なんて美しいんだろう。

山田のめっちゃ嬉しそうな顔を見ると、こちらまで嬉しくなっちゃう。曇っていた市川の心は晴れた…かな。

「山田が人を利用するようなやつじゃない」と冷静に考えれば分かるのに、一度思い込んでしまったら思考が止まらなかったんだ。

「僕は山田が嫌いだ」は「僕は山田が好きだ」の裏返し。手に入らないから嫌いになろうとしていただけ。

Smitchが本当は欲しいのに素直になれなかったときと一緒。過去の黒歴史のリフレイン。

弟を気遣う市川姉の優しさよ。またお姉の株が上がってしまった…

山田の背中に手を回そうとして、手が震えるのも市川らしい。帰る前にトイレって致すんか?致したんか?

どちらにしろ刺激が強すぎるから、心と身体を落ち着ける必要があったのでしょうね。

私は2人を見守る備品倉庫のドアになるしかありませんでした。幸せになれよ!

次回更新は5月5日。雨降って地固まる。ベタベタに甘い物語が待っているのかもしれません。

せっかく山田がアプローチしてたのに市川が気づかず実現しなかった家訪問回も見てみたいですね。

最終回が近いのではと考えていたのは完全に杞憂だった件。

自分の気持ちに向き合い始めた市川と山田の今後をまだまだ見守れそうです。

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